キャンプだけでなく災害時にも役に立つということで注目されているポータブル電源。各メーカーによって色々な機種が販売されていますが、多すぎて分からないという人に向けて個人的に1泊2日のキャンプでも困らずおしゃれなデザインのポータブル電源を紹介します。
特に冬に向けてのキャンプでは、とても活躍するのでおすすめですよ。
ポータブル電源
ポータブル電源とは字のごとく「持ち運びが出来る電源」のこと。宿泊のキャンプで使用する容量はおおよそ300~800whが一般的で、それ以上の電源容量が必要な場合は電源サイトを使用することをおすすめします。もちろん、防災目的で1,000wh以上の高スペックをお持ちでしたら流用もありです。

ちなみに「Jackery ポータブル電源 1000」は重さ約10.6kg、「Anker PowerHouse II 800」は約8.3kgだから、特殊な機能が付随してない限り容量100whに対して1kgづつ重くなるよ!
選ぶポイントとしては3つ
選ぶポイントについて細かく言い始めると切りがないですが、まずは「定格出力(電力の最大出力)」と「バッテリー容量」それと「デザイン」を重視して選べば問題ありません。
なお、デザインは個々の感性がありますので好きなものを選びましょう。参考に私のおすすめ機種を3つピックしましたので後ほどご紹介します。
使用する機種によって定格出力をチェック
定格出力とは「仕様で定められた条件で達成できる最大出力」のことで、電化製品の消費電力がポータブル電源の定格出力を超えてしまうと使用できないので注意が必要です。電化製品を同時に使用する場合は消費電力の合計がポータブル電源の定格出力を超えていないかチェックしましょう。参考にキャンプで使用する電化製品の消費電力は以下のとおりです。
電化製品 | W(ワット) |
---|---|
電気ストーブ | 約 1,000W |
セラミックファンヒーター | 約 800W |
電気カーペット(3畳) | 約 600W |
電気毛布 | 約 40W |
こたつ(強) | 約 500W |
また、ここで使用したい出力ポート(ACポート・USBポート・シガーソケットなど)の種類と数を確認することも重要です。例えば、電気毛布をふたつ使いたいけどポータブル電源のACポートが1つしかないなんてことにならないように…。

ACポート足りない問題は経験済み…。都合よく電源タップ持っているなんてことはないのです。
1泊2日に必要な容量
次に定格出力と合わせて確認しておきたいのが、バッテリー容量です。バッテリー容量とは「1時間(h)の消費電力(W)」のことで単位はWhで表記されています。
例えば、消費電力が40Wの電気毛布を5時間使用する場合は40W×5hですので200Whのバッテリー容量を消費するということです。ということは、2人で1泊する場合、電気毛布を2つ使用するので最低でも400Whは必要ということです。
おしゃれなポータブル電源 3選
ここでは、私が夫婦で秋~春に1泊2日でキャンプする場合に持っていきたいポータブル電源を厳選してみました。もちろん、信頼のPSEマーク製品ですよ。
Smart Tap PowerArQ
今や定番の「Smart Tap」ですが、バッテリー交換システムを搭載して更にパワーアップ!もちろん、デザインもキャンプサイトで映えるデザインとなっています。
- 定格出力
- AC-2ポート:合計500W(100V-120V/5A)※瞬間最大出力1,000W
- シガーソケット-1ポート:合計120W(12V/10A)
- USB-A-2ポート:合計最大15W(5V/3A)
- USB-A(QC 3.0)-2ポート:合計最大36W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
- USB-C(PD)-1ポート:最大60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)
- バッテリー容量:250,000mAh / 555Wh
- 重量:約7.9kg
- 価格:79,800円(Amazon 2021年10/14日現在)
Anker PowerHouse II 800
モバイルバッテリーや充電器で有名なAnkerから発売されている「PowerHouse」バッテリーとしての信頼度が非常に高いです。デザインは黒を基調とした造形がスマートな印象です。
- 定格出力
- AC-2ポート:最大500W(110V/4.54A)※瞬間最大出力1,000W
- DC-5.5mm×2ポート:合計120W(12V/10A)
- シガーソケット-1ポート:合計120W(12V/10A)
- USB-A-4ポート:合計30W(5V/2.4A)
- USB-C-2ポート:最大120W(5V-20V/3A)※PowerIQ 3.0 (Gen2)搭載
- バッテリー容量:108,000mAh/389Wh
- 重量:約8.3kg
- 価格:67,320円(Amazon 2021年10/14日現在)
Jackery ポータブル電源 708
Jackeryもまた、キャンプサイトでよく見かけるポータブル電源として地位を築いてる製品です。シンプルなボディにオレンジが映えます。日本JVCの製品は、 JackeryのOEM製品です。
- 定格出力
- AC-2ポート:合計500W(100V/5A)※瞬間最大出力1,000W
- シガーソケット-1ポート:合計120W(12V/10A)
- USB-A-1ポート:12W(5V/2.4)
- USB-A(QC 3.0)-1ポート:18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)
- USB-C(PD)-1ポート:60W(5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A)
- バッテリー容量:191,400mAh / 708Wh
- 重量:約6.8kg
- 価格:79,800円(Amazon 2021年10/14日現在)
番外編 AUKEY PS-RE03
容量は小さいですがデザイン重視で選ぶならということでAUKEYの「PS-RE03」も選出してみました!デイキャンプなどに持っていきたいです。
- 定格出力
- AC-2ポート:300W(100-120V~50/60Hz)※瞬間最大出力600W
- DC 6530-1ポート:12V / 8A シガーソケット-1ポート:12V/10A 合計120W
- USB-A-2ポート: 5V / 2.4A (合計4.8A)
- USB-A (QC3.0)-2ポート: 5V / 3A, 9V / 2A, 12V / 1.5A
- USB-C (PD3.0)-1ポート: 5V / 3A, 9V / 3A, 12V / 3A, 15V / 3A, 20V / 5A
- バッテリー容量:82,500mAh / 297Wh(10.8V / 27.5Ah)
まとめ
今回は、 1泊2日のキャンプでも困らずおしゃれなデザインのポータブル電源を個人的な意見も踏まえつつご紹介してみました。 ポータブル電源は、メーカーによって結構特色が出ているので自分の使用した電化製品に合うかを吟味して選んでみて下さい。
この記事が皆さんのアウトドアライフにとって参考になれば幸いです。
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